こんばんは、整骨院自費導入アカデミー主宰の松村です。
アカデミーをやってきて、会員の先生、会員以外の先生、各地方色々な柔道整復師の先生とお会いしてきてきた経験から、柔道整復師の先生が、私が提唱する
「外傷以外は自費治療」
というスタイルにして経営していくために、これからの柔道整復師にとってどんな力が必要かを分析してみました。
INDEX
①治療力
私が思う「治療力」とは
「治療技術×人間性」
だと思うんです。
どっちが欠けていてもダメなんです。
では、「治療技術」と「人間性」をそれぞれ解説していきたいと思います。
治療技術
まあ、解説するほどのことではない、とも思うのですが。
とりあえずは、技術を知らない、興味がない、学んでいないという先生は終わってます。
今すぐ廃業しろ、と言いたい。
というか、そのレベルで開業するなと言いたい。
もちろん、私は名人でもなんでもないので今でも治療のセミナーには参加して学んでいます。
ただ、治療セミナーの選択は気をつけたほうがいいです。
エグいほど効果のあるものもありますが、まあクソみたいなのもあります。
治療技術というのは患者さんを治すための技術です。
私は
「月商〇〇万円達成した〇〇矯正!」
みたいなキャッチコピーの技術は学ばないほうがいいと思います。
本来、フォーカスすべきは焦点は患者さんのはず。
治療家の欲望をかき立てるようにして売っている技術にロクなものはないと断言できます!
では、「エビデンスが高い」と謳っているものはどうでしょう。
エビデンスそのものが比較試験であり、AよりBのほうが効果あったよというレベルですし、アメリカの論文が多いことと、比較試験の方法の精度がそれほど高いとは言えないため、「アメリカのドクターが!」などと宣伝しているようなところは案外気をつけないといけないかもしれません。
また、海外では発表された論文がすぐに覆されています。
例えば腰痛で言うと、脊椎マニピュレーションが効果があると数年前に発表され、それをネタにカイロのセミナーをしてる先生もいるようですが、現在は腰痛に効果的な治療は「鍼灸治療+理学療法」というエビデンスが出ています。
もし腰痛治療のセミナーをエビデンスで理論武装して行うのなら、鍼灸は外せなくなるはずですね。
私が治療セミナーを選択する際に気をつけているのは
・骨格系(いわゆる矯正)
・筋肉系(トリガーポイントや筋膜リリース系など)
・東洋医学系
・エネルギー系
など、治療の分野を明確にして、同じ分野の技術を同時に習わないようにしてきました。
理由は簡単です。
例えば、なんちゃら整体とカイロを同時に習うと、時に相反する教えが出てきます。
結局、実践してみて結果が出るほうを選ばないといけないわけですが、技がある程度できるようになるまではその比較もできません。
だから、ひとつの分野にひとつの技術とするほうがいいと思うのです。
また、なるべく古くから伝わり、なおかつその治療法を学び、高めた先生が実際に結果を出している治療法を選ぶようにしています。
また、実際に自分が受けたことのない治療法を学ぶのは、私にとって優先順位が低めになります。
人間性
何も聖人君子である必要はありません。
それだったら私なんぞは今すぐ廃業しなければなりません(笑)
熱心に様々な治療セミナーを受講し、技術の勉強を頑張っておられるにも関わらず、売上が悪い、リピート率が悪いということで悩んでおられる先生が存在します。
なぜそうなるのか?
一番の原因は「患者さんに寄り添えていない」ということなんです。
学者肌の先生の場合は、患者さんそのものではなく、その症状にしか興味を示さないという場合もあります。
痛みというのは感情によって左右されるものですし、国際疼痛学会では「過去の経験によるもの」という定義もあります。ということは、症状ばかりにフォーカスし、患者さんそのものを診ないでいると、良い結果はでにくくなります。
ただ、このタイプの先生は少し視点を修正するだけで済むこともあります。
問題なのは、自分勝手な人、性格がねじ曲がった人、精神的に大人になりきれていない人が柔道整復師になってしまったタイプ。
「俺の治療はこうだ!」と患者さんに押しつける、全てを周りの責任にしてしまう、何事も素直に受け入れられない、そんな人は治療の勉強をする前に、自衛隊にでも体験入隊して、一度性根を叩き直さないといけないです。
自分のことばかりアピールするのではなく、患者さんに耳を傾けることができる人にならない限りは、保険、自費に関わらず成功できないでしょう。
このように、治療力とは治療技術を駆使する人の土台が重要になってきます。
技術は必要不可欠な要素ではありますが、「誰がそれを使うのか」で全然違う結果になってしまうのです。
②問診力
例え治療技術を高めても、そして人間性が良かったとしてもなかなか結果が伴わない先生もおられます。
それはなぜか?
問診が下手くそなんです。
特に保険でしか治療をしたことのない先生は、問診が全然ダメです。
自費での問診とは、初対面にも関わらず信頼関係を構築し、ただ症状を聞き出すだけでなく患者さんもまだ気付いていない(潜在意識では気付いているが)本当の悩みを聞き出し、その解決策を提案し提供する、そして患者さんにとって120%Happyな未来を一緒に創造していくことまでが自費の問診となります。
問診力を高めるには2つの要素が必要です。
・必勝の公式
まず大事なのは、公式です。
数学も、公式を使うことで公式を使わないよりもかなり効率的に正解を導き出すことができますが、問診にも公式があります。
いきなりですが、我々は、セールスマンです。
セールス、セールスマンと聞くと、我々治療家は反発心を持ちます。
しかし、モノだろうが技術だろうが、実際に人と接し、その人の悩みを聞き、それに対して解決策を提示する仕事をする以上、そのスタイルはセールスマンなんです。
その前提で言うなら、アメリカではすでに「THE SALES ACCELERATION FORMULA」という本が出ています。
セールスを加速させる公式、という訳になるでしょうか。
あ、日本語訳は出ていませんよ。
その本で著者は、セールス方法、セールスマンを育てる方法、雇用する方法などを全て「〜〜〜FORMULA」という形にして紹介しています。
著者の多くの失敗と成功の事例を著者自身が工科大出身のため統計学を駆使して、FORMULA、すなわち公式を作り挙げたんです。
その結果、著者が働いた会社は120億円規模まで成長しました。
元々は社員1名だったのが数百人にも成長しました。
このようにすでにセールスに関する必勝の公式も存在するのです。
そして、我々もセールスマンである以上は公式を知っておいたほうがいいのです。
体調が悪い時も、機嫌が悪い時も、同じ力が発揮することができますから。
・即興力
すみません、元々が理系なので例えがどうしても数学になってしまうことをお許しください。
例えば、三角形の2辺でできている角度を述べよというような問題。
これは「幾何学」というものです。
とこで、三角関数を覚えていますか?
「サインコサインタンジェント」って書いたほうがわかりやすいかもしれないですね。
あら、これまた三角形。
要するに幾何っぽい問題だけど、実は関数ってのもあるわけです。
数学の先生はいじわるが好きな先生が多いので(失礼!)、幾何の問題っぽい、というか幾何に見せかけておいて〜〜の関数問題ってこともあったりします。
これはもう慣れるしかない。
そもそも使う公式が違ってくるわけですから。
問診も同じです。
必勝の公式を知っていても、その時その時で状況が違います。
いかに公式を活用させるか、は使う人の応用力次第です。
問診においての応用力とは、「即興力」だと思います。
瞬時に最適な活用ができるかという即興生が必要です。
問診力を高めるためには必勝の公式と即興力が必要だということがおわかりいただけたと思います。
実は私は、臨床20年以上、のべ15万人以上の経験に基づいて問診の必勝の公式を作ることができ、なおかつ即興力を鍛えるトレーニングもすでにアカデミー会員の先生には2年以上前からお伝えし、多くの先生が私と同じような成功事例を作っています。
とりあえず6月18日(日)の予定は1日空けておいてください。
実はマーケティング講座よりも先に出来ていた問診の最強のメソッドを一般公開致します。
③マーケティング力
昔の先生は、「治療をやっていれば患者は来るよ」とよく言われます。
あながち間違いではないのですが、今は時代が違います。
今は、圧倒的にライバルが多い。
そしてインターネットの普及によって、様々な情報を簡単に、即時に入手することができる。(それが正しいか間違っているかは抜きにして)
となると、しっかりマーケティングをしていく必要があります。
ただ、私が言う「マーケティング」とは、値引きチラシで人を集めるとか、やたら煽り系コピーで人を集めるというような些細な意味のものではありません。
マーケティングはMBAでも学ぶものですので、学問です。
では、学問とは何か?
学問とは理論に基づいた知識や方法のことを言います。
そう、理論に基づかずに方法を学んでも仕方ないんです。
だからこそ、原理原則をしっかり学ばないといけないわけです。
では、マーケティングの原理原則とはいったい何でしょうか?
↓その内容も少しだけお話しているのでぜひこの動画をご覧ください。
マーケティングは本当に奥深いです。
正直、我々の業界でのマーケティングやコピーライティングのセミナーで、しっかりと原理原則を伝えているセミナーは存在しません。
安易に、その時だけちょこっと効果が出るメソッドを教えるだけのセミナーに出ることはとても危険。
本当のマーケティングを知り、マーケティング力を高めたいのなら「真・治療院マーケティング講座」を受講する他ない、と断言してもいいでしょう。
見せかけ、その場限りではないホンモノを提供するかわりに、このセミナーは脳ミソが沸騰します。
自分で考えることをやめている先生は受けないでください。
ノウハウ魔人は受けないでください。
ひねくれた人は受けないでください。
とかなり人を選ぶセミナーです。
しかし、素直な先生は受講し実践すれば成果が出るでしょう。
5月20日(土)・21日(日)開催
真・治療院マーケティング講座受講申込はコチラをクリック or タップ
↓
【真・治療院マーケティング講座】
まとめ
柔道整復師が、というか柔道整復師でなくても治療院を経営していくために必要な3つの力である「治療力」「問診力」「マーケティング力」について書かせていただきました。
そのどれも、理論を学び実践し応用していくという
守破離
がとても大切であると思います。
アカデミーでは、すでに問診力とマーケティング力を高めるものは用意されております。
あとは治療力だけ、なのですが実はこれも少し考えていることがあります。
私自身がゴッドハンドでもなんでもないですし、色々な人に色々な治療を教わってきて、もう縁が切れた先生もおられるのでイチイチ許可を取ってられないということもあり、治療系セミナーは一切しないと言っていましたし、今後もそのつもりです。
で、私が開催する講座に関して少し勘違いをされている先生もおられるようなので書いておきます。
受講したからといって、アカデミー入会を勧めることはありません!
元々アカデミーの始まりは、ある先生から「自費ってどうやるの?」と相談を受けたのが始まり。
その時にこの業界の不条理や汚れ具合を痛感し、「このままじゃアカン!」と思ったのがきっかけなんです。
そもそもは、私の知り合いの先生、仲間うちの先生だけで始めたもの。
なので、基本的に自由でいたいんです。
入会するのも、退会するのも自由。
毎月開催されるグループセッションに参加するのも自由。
実践するのもしないのも自由。
だから結果を出すのも出さないのも自由。
冷たいようですが、実践しない先生のケツを叩くことはしません。
だから、入会も強く勧めません。
もっとハッキリ書かせて頂きます。
私は会員の先生をお客さん扱いはしません。
ケツは叩かないと書きましたが、チヤホヤもしません。
講座を受講して、アカデミー会員の先生と接してみて、私や特別講師の高橋さんと接してみて「あ〜、ここだったら入りたいな」と思った先生だけに門戸を開くようにしています。
ですので、「受講したいけど入会勧められまくるんかな」と心配な先生はご安心くださいませ。